SESエンジニアの単価相場2026年版──スキル別・年齢別・経験年数別で徹底解説
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SESエンジニアの単価相場2026年版──スキル別・年齢別・経験年数別で徹底解説

2026年現在のSESエンジニアの単価相場をスキル別・年齢別・経験年数別に徹底解説。Java・Python・AWS・インフラ・PMなど職種ごとの現実的な単価水準と、単価を上げるための具体的なアクションをまとめます。

2026年5月16日|Zianser編集部

SESエンジニアとして働く上で、「自分の単価は適正なのか?」「どうすれば単価を上げられるのか?」という疑問を持つ方は非常に多いです。

この記事では、SES業界に10年以上携わった経験をもとに、2026年現在の単価相場をスキル・年齢・経験年数別に解説します。また、単価を上げるための具体的なアクションも紹介します。

SES単価の基本的な仕組み

SES(システムエンジニアリングサービス)の単価とは、エンジニアが1ヶ月間稼働することに対して、エンドクライアントまたは上流企業が支払う金額のことです。

単価の構造:

エンドクライアントが支払う単価(例:100万円)
        ↓
  中間企業のマージン(例:10〜20万円)
        ↓
SES会社が受け取る単価(例:80〜90万円)
        ↓
  SES会社のマージン(例:20〜30%)
        ↓
エンジニアの月給(例:56〜72万円)

単価はエンジニア個人の給与ではなく、所属会社がクライアントに請求する月額稼働費用です。エンジニアの手取り給与は、この単価からマージン(会社の取り分)を引いた金額が還元されます。

一般的なSES会社のマージン率は20〜35%程度ですが、「高還元率」を謳う会社では20%以下のケースもあります。


スキル別の単価相場(2026年現在)

バックエンドエンジニア

スキル 経験年数 単価相場 市場需要
Java (Spring Boot) 3〜5年 70〜85万円 高い
Java (Spring Boot) 5年以上 80〜100万円 非常に高い
Python (Django/FastAPI) 3〜5年 72〜88万円 高い
Ruby on Rails 3〜5年 65〜80万円 中程度
PHP (Laravel) 3〜5年 60〜75万円 中程度
Go言語 3年以上 80〜100万円 高い
Kotlin (Android) 3年以上 70〜90万円 高い

フロントエンドエンジニア

スキル 経験年数 単価相場 市場需要
React 3〜5年 68〜85万円 非常に高い
Vue.js 3〜5年 65〜80万円 高い
TypeScript全般 3年以上 70〜90万円 非常に高い
Angular 3年以上 65〜80万円 中程度
Next.js 2年以上 70〜90万円 高い

インフラ・クラウドエンジニア

スキル 経験年数 単価相場 市場需要
AWS全般 3〜5年 75〜95万円 非常に高い
AWS + Terraform 3年以上 85〜110万円 非常に高い
GCP 3年以上 80〜100万円 高い
Azure 3年以上 75〜95万円 高い
Kubernetes 3年以上 85〜110万円 非常に高い
ネットワーク(Cisco等) 5年以上 65〜85万円 中程度

データ・AI系エンジニア

スキル 経験年数 単価相場 市場需要
データエンジニア(Spark/Hadoop) 3年以上 90〜120万円 非常に高い
機械学習エンジニア 3年以上 95〜130万円 非常に高い
MLOpsエンジニア 2年以上 100〜130万円 非常に高い
データアナリスト 3年以上 70〜90万円 高い

PM・PLクラス

役割 経験年数 単価相場 市場需要
PL(チームリード) 3〜5年 80〜100万円 高い
PM(5〜10名規模) 5年以上 95〜120万円 高い
PM(大規模PJ) 8年以上 110〜140万円 中程度
スクラムマスター 3年以上 90〜120万円 高い

年齢別の単価傾向

年齢層 主な単価帯 特徴
20代前半 40〜60万円 未経験〜1〜2年目。成長余地が評価ポイント
20代後半 55〜80万円 実力が反映され始める。スキルの幅が大事
30代前半 70〜95万円 スペシャリストとして評価。専門性が単価を左右
30代後半 75〜110万円 PM・PL経験が単価を押し上げる。マネジメント力が差別化
40代以上 80〜130万円 経験・マネジメント力で高単価。特定業種の深い知識も武器

年齢よりもスキルと経験年数が単価に影響することが多いですが、30代後半以降は「マネジメントができるか」「設計・レビューができるか」という上流工程への対応力が評価されます。


経験年数別の標準的な単価ラダー

Java系エンジニアを例に、経験年数と単価の目安を示します(設計・実装・テスト全対応の場合)。

経験年数 単価の目安 求められるスキルレベル
0〜1年 35〜50万円 コーディング基礎、簡単な機能実装
1〜3年 50〜65万円 単独での機能実装、テストコード作成
3〜5年 65〜80万円 設計への参加、コードレビュー
5〜8年 80〜95万円 設計リード、チームの技術判断
8年以上 90〜120万円 アーキテクチャ設計、PL/PMへの移行

単価を上げるための3つのアクション

1. 資格取得でスキルを証明する

AWS SAA(AWS Solutions Architect Associate)・PMP・情報処理技術者試験などは、単価交渉の場で「スキルの証明」として機能します。

単価アップ効果が大きい資格:

  • AWS SAP(Professional): +5〜15万円
  • Kubernetes CKA: +10〜15万円
  • PMP(プロジェクトマネジメント): +10〜20万円
  • 情報処理安全確保支援士: +5〜10万円

2. 上流工程の経験を積む

設計・レビュー・顧客折衝などの上流工程の経験があると、同じ技術スタックでも単価が10〜20万円上がるケースがあります。

下流(コーディング・テスト)だけでなく、設計書のレビューや技術的な提案に積極的に参加することを意識しましょう。

3. 複数領域のスキルを持つ

「バックエンド + インフラ(AWS)」「フロントエンド + バックエンド(フルスタック)」のようにクロスドメインのスキルがある人材は、市場価値が高くなります。

特に現在市場価値が高い組み合わせ:

  • バックエンド + クラウド(AWS): Webサービスの主要スタック
  • Java + 金融業務知識: 高単価の金融系案件に強い
  • インフラ + セキュリティ: クラウドセキュリティの需要増
  • 開発 + AI/機械学習: 今後最も伸びが期待される領域

単価交渉の時期とタイミング

単価交渉のベストタイミングは以下の通りです。

タイミング 交渉のしやすさ 理由
契約更新時 ★★★★★ 継続するかどうかの交渉になるため最も効果的
新規資格取得後 ★★★★☆ スキルアップの証拠があるため根拠が明確
プロジェクトに大きな貢献をした後 ★★★★☆ 実績として示せる
市場の単価相場が上がった時 ★★★☆☆ 外部環境の変化を根拠にできる
他社からオファーがある時 ★★★☆☆ 競合他社の存在が交渉力になる

まとめ

2026年の単価相場は、クラウド・AI関連スキルを持つエンジニアの需要が特に高く、AWS・Kubernetes・機械学習エンジニアは相場を上回る単価を得られるケースが増えています。

自分の単価が市場相場と比べてどうかを定期的に確認し、スキルアップと単価交渉を積極的に行うことが、キャリア形成において最も重要なことです。

SES会社で働く場合は、還元率(マージン率)も必ず確認しましょう。単価が高くても還元率が低ければ、手取りが増えないという状況になります。透明性のある会社と組むことも、エンジニアのキャリア戦略において重要な選択です。

この記事を書いた人

Z

Zianser編集部

グッドエフォート合同会社

SES業界経験15年SES営業10年以上PM教育AI推進

SES業界に15年以上携わり、営業・PM育成・AI活用推進を経験。 現在はグッドエフォート合同会社にてSES営業支援ツール「Zianser」を運営。 現場で得た知識をもとに、SES営業・エンジニア向けの実践的な情報を発信しています。

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