SES営業とは?仕事内容・営業フロー・必要スキルを現役が徹底解説【2026年版】
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SES営業とは?仕事内容・営業フロー・必要スキルを現役が徹底解説【2026年版】

SES営業の仕事内容、案件獲得から契約締結までの営業フロー、必要なスキルと年収相場を詳しく解説。SES会社に転職・入社を考えている方や、SES営業の効率化を考えている方向けに、現場の実態を徹底解説します。

2026年5月3日|Zianser編集部

SES営業とは何か、どんな仕事をしているのか。SES会社への転職・就職を考えている方も、現役のSES営業担当者も必読の完全解説です。

この記事では、SES営業の仕事内容・一日の流れ・案件獲得の営業フロー・必要なスキルを、2026年の最新状況を踏まえて徹底解説します。

SES営業とは何か

SES(システムエンジニアリングサービス)営業とは、ITエンジニアをクライアント企業に派遣・常駐させる形態のビジネスにおける営業活動です。

具体的には以下の2つの方向で営業活動を行います。

  • 案件獲得営業(上流): クライアント企業やビジネスパートナーから、エンジニアを必要とする案件を獲得する
  • 要員営業(下流): 自社のエンジニア・ビジネスパートナーのエンジニアを、案件に提案・マッチングさせる

SES営業チームのミーティング風景

SES営業が相手にする3者

クライアント(エンドユーザー企業)
    ↕ 案件の発注・エンジニアの受け入れ
SES会社(あなた)
    ↕ ビジネスパートナーとの情報交換
ビジネスパートナー(他のSES会社・エージェント)

SES営業の仕事内容・一日の流れ

午前中(8:00〜12:00)

8:00〜9:00:一括メール配信

  • 前日準備した案件・要員情報をビジネスパートナーへ一斉送信
  • 配信後は返信の確認・即レス対応

9:00〜11:00:新着案件・要員の処理

  • ビジネスパートナーから届いた案件情報を確認・登録
  • 新規要員のスキルシートを受け取り、案件とのマッチング検討
  • クライアントへの案件問い合わせ・条件確認

11:00〜12:00:面談調整

  • 採用担当者とエンジニアの間の面談日程調整
  • 面談前のエンジニアへのブリーフィング(案件説明・想定質問の共有)

午後(13:00〜18:00)

13:00〜15:00:商談・面談対応

  • オンライン面談(Zoom / Teams)の立ち会い
  • クライアントへの条件交渉
  • 新規ビジネスパートナーへの挨拶・情報交換

15:00〜17:00:案件・要員管理

  • 管理システムへの案件登録・更新
  • 稼働中エンジニアの状況確認・フォロー
  • 契約書の作成・確認

17:00〜18:00:翌日の準備

  • 翌朝の配信内容の準備(案件・要員情報を更新)
  • Slackやメールの未対応を処理
  • 週次レポートの作成(月・金曜日)

SES営業の案件獲得フロー完全版

ステップ1:案件情報の収集

SES営業が案件情報を集めるルートは主に3つです。

①直接案件(エンドクライアントから直接)

  • 既存顧客からの追加発注・リピート
  • 会社のホームページ経由の問い合わせ
  • 業界イベント・展示会でのネットワーキング
  • LinkedInやXなどSNSでの営業

②間接案件(ビジネスパートナー経由)

  • 日次のメール一括配信への返信
  • SES営業コミュニティでの情報交換
  • ビジネスパートナーからの直接連絡

③商流案件(複数社の商流を通じた案件)

  • 2〜3社のSES会社を経由して届く案件
  • 単価が低くなりがちだが、案件数は多い

ステップ2:要員の確保

案件を獲得したら(または案件に合いそうな要員を見つけたら)、マッチングを進めます。

案件要件の把握(スキル・単価・稼働条件)
    ↓
自社エンジニアのスキル検索
    ↓
マッチする要員がいない場合 → ビジネスパートナーへ問い合わせ
    ↓
スキルシートを入手
    ↓
クライアントへ提案

スピードが命: 良い案件への提案は24〜48時間が勝負です。

ステップ3:面談設定

クライアントがエンジニアに興味を持ったら、面談を設定します。

面談設定時に確認すること:

  • 面談回数(通常1〜2回、金融・官公庁系は3回も)
  • 形式(オンライン / 対面)
  • 服装規定
  • 面談官の役職・人数
  • 合否判断のスケジュール

エンジニアへの事前ブリーフィング(必須):

・案件の概要・業務内容
・クライアントの社風・文化
・面談官の名前・役職
・想定質問と答え方のアドバイス
・単価・稼働条件の確認

ステップ4:条件交渉・契約締結

面談通過後、条件交渉に入ります。

交渉のポイント:

項目 交渉のコツ
単価 下限をエンジニアと事前合意。市場相場を根拠に提示
稼働開始日 1〜2週間の余裕を交渉。急ぎの場合は+αの単価で
稼働日数 フルタイム vs 週4日など柔軟に提案
リモート比率 エンジニアの希望を踏まえてクライアントと交渉

ステップ5:稼働開始・継続フォロー

稼働後も定期フォローが重要です。

フォローのタイミング:

  • 稼働開始1週間後:慣れ具合・困っていることの確認
  • 毎月月末:稼働時間の確認・精算
  • 契約期間終了2ヶ月前:更新意向の確認
  • 定期(四半期ごと):エンジニアのキャリア相談・単価見直し

SES営業に必要なスキル

必須スキル

①ITの基礎知識

エンジニアのスキルシートを読んで理解できる程度の技術知識が必要です。「JavaとPythonの違いは?」「AWSって何?」という状態では案件のマッチング精度が下がります。

②スピード感

SES業界は情報が速く動きます。案件を受け取ったら30分以内の返信、面談通過の連絡も即日対応が基本です。

③コミュニケーション力

エンジニア(技術者)とクライアント(ビジネスサイド)の両方と円滑にコミュニケーションが取れる能力が求められます。

④交渉力

単価・稼働条件・面談日程など、あらゆる局面で交渉が発生します。相手のニーズを理解した上で最適な落とし所を見つける力が重要です。

あると有利なスキル

  • SES業界・IT業界の知識(プログラミングの基礎)
  • Excelでのデータ管理スキル(BPリスト・案件管理)
  • Gmail / Slackなどのツール活用スキル
  • 英語力(外資系クライアント・外国籍エンジニア対応)

SES営業の年収・給与相場

SES営業の年収は経験・会社規模・インセンティブ設計によって大きく変わります。

経験年数 年収の目安
未経験〜1年 300〜400万円
2〜4年 400〜550万円
5〜10年 550〜750万円
マネージャー級 700〜1,000万円以上

インセンティブ(成果報酬)がある会社では、稼働エンジニア数が増えるほど収入が上がる仕組みが多いです。


SES営業として成功するための3つの習慣

1. 毎朝の一括配信を欠かさない

情報の鮮度が命のSES業界では、毎朝定刻の一括配信が差別化の基本です。「あそこから毎日情報が来る」という認知を積み上げることで、ビジネスパートナーからの信頼が高まります。

2. 返信は30分以内

良い案件・良い要員の情報は奪い合いです。即レスの習慣がないSES営業は、せっかく届いたチャンスを取りこぼし続けます。

3. BPリストを常に更新する

ビジネスパートナーリストは、SES営業の資産です。毎月新規開拓・クレンジングを継続することで、情報の量と質が向上し続けます。


まとめ

SES営業はスピード・IT知識・人間関係構築の3つが成功の鍵です。毎日の一括配信・即レス・定期フォローを習慣化し、ツールを使って効率化することで、少ない人数でも大きな成果を出すことができます。

SES営業の仕事は、エンジニアとクライアントの橋渡し役として、日本のIT業界を支える重要な役割を担っています。

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