こんにちは。Zianser編集部です。
今回お話しするのは、私がSES営業として働き始めて4年目の出来事です。あの朝のことは、今でもはっきりと覚えています。
いつも通りの朝、いつもと違うメール
その日は平日の月曜日、朝9時過ぎのことでした。
いつものようにメールボックスを開くと、長年お世話になっていたBP企業・T社の担当者Kさんからメールが届いていました。Kさんとは3年以上のお付き合いで、毎月のように要員を紹介し合う関係でした。
件名は「今後の取引について」。
本文を読んだ瞬間、目が止まりました。
「誠に恐れ入りますが、弊社の方針変更に伴い、今後の御社との新規取引は見合わせることといたしました。これまでのご縁に感謝申し上げます。」
頭の中が真っ白になった
正直、最初は意味がわかりませんでした。
「方針変更」とは何を指すのか。私が何かをしたのか。それとも会社側に何かあったのか。
すぐに電話しましたが、Kさんは「詳細はお伝えできない」の一点張りで、具体的な理由を教えてもらえませんでした。その冷たさに、どこかよそよそしさを感じました。
後から判明した「本当の理由」
数週間後、別のBP企業の担当者・Mさんとの雑談の中で、思わぬ情報が耳に入りました。
「T社さん、最近取引先を絞り込んでいるみたいですよ。返信が遅い会社や、単価交渉ばかりしてくる会社を整理しているって聞きました」
その言葉を聞いて、心当たりがありました。
当時の私は業務が立て込んでいて、T社からの問い合わせへの返信が2〜3日遅れることが何度かありました。特に意識していなかったのですが、「あそこは返信が遅い」という評判が積み重なっていたようです。
SES業界における「返信の重み」を思い知った
SES営業において、メールや電話への返信速度は信頼の指標です。
案件の鮮度は24〜48時間で大きく落ちます。「あとで返信しよう」が積み重なると、相手の中での優先順位が下がり、いつの間にか「連絡する価値がない会社」と判断されてしまいます。
T社に取引を切られた後、私はすぐにいくつかのルールを自分に課しました。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 即レス原則 | BP企業からの連絡は、受信から2時間以内に返信する |
| 不在時の対応 | 外出中でも「確認の上、今日中に折り返します」と一言送る |
| 週次チェック | 1週間返信していないBPがいないかリストで確認する |
失って気づいた、BPとの関係の「温度感」
T社を失った痛みが大きかったのは、単に取引件数が減ったからだけではありません。
関係が壊れるのはいつも静かで、突然だということ。 クレームや口論があってからではなく、「返信が来なくなる」「少しずつ情報が回ってこなくなる」という形で気づかないうちに進んでいるのです。
その後、私はBP企業との関係を「取引相手」ではなく「パートナー」として捉え直すよう意識を変えました。
誕生日でも年末でもなく、ただ「最近どうですか?」と一言送るだけで、関係の温度は保てます。SES業界において、この「関係の温度」こそが最大の資産です。
Zianserでは、ビジネスパートナー企業との連絡・配信履歴を一元管理できます。 「最後にいつ連絡したか」がひと目でわかるので、関係の冷却を事前に察知できます。